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アフターコロナでも《郊外戸建て》が勝ち組に!?

コロナで変わりゆマーケットの需要と供給


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いつもピカいちのブログをご覧いただきありがとうございます。

企画宣伝の森戸です。今日は、経団連が発表した「コロナ出口戦略」を踏まえ、アフターコロナの住宅事情を考えていきたいと思います。

経団連は次の感染の波に備えて経済活動を制限する現在の対策から、新型コロナウイルスを「インフルエンザ並み」

こうした動きを受けて、社員に課していたテレワークをやめ、通常の勤務形態に戻した企業もありますが、

今後もテレワークを継続すると表明している会社が後を絶ちません。

日立製作所は社員の7割に対して週2日から3日、在宅勤務・NTTでは社員の5割を在宅勤務に、

日清食品では出勤する社員数は上限を25%とすることにしています。

ゲーム会社やネット系統の基本情報通信系の企業のテレワーク率は55・5%。

こうした措置はテレワークによる業務に支障がないことを認識し、

その働き方をむしろポジティブにとらえて、経営に取り入れていこうという動きです。

会社や事務所の賃貸料・社員の交通費・無駄な人件費を抑え固定費の削減にも繋がるからで

最近、経理ソフトのクラウド化のCMが多くなっているのもその様な背景があるからです。

私の友人達も、約2年は会社に行ってない人が大勢います。

「会社まで40分」の家選びは終わる

テレワークが中心の働き方は新しい生活様式の根幹になっていますが、これは日本の社会構造に大きな変革をもたらすことになりそうです。

日本の就業者は2022年現在で6646万人を数えるが、そのうち6004万人、つまり約9割が会社員です。

その大多数がこれまで通り、毎朝毎夕おこなってきた「通勤」というライフスタイルが変わってしまいました。

90年代半ば以降、夫婦共働きが当たり前になると、子供を保育所に預けて、夫婦で都心に通勤するというスタイルが、家選びの基準を作ってきました。

会社で直通40分、最寄りの駅までは徒歩5分以内のマンションが家選びの基準と言われてきました。

それ故、都心部のマンションは価格も高く、夫婦と子供が住むファミリータイプのものでは、新築で7000万円から1億円を超える水準になってしまいました。

以前と異なるのは夫婦共働きである場合、ローンの調達力が格段に向上したことです。

おまけに低金利政策が長く続き、税制面でも満艦飾の補助が加えられてきた結果、30年から35年もの長期ローンを夫婦そろって組み、都心部のマンションを買うというのが一般的なライフスタイルになったのです。

「本当に住みたい場所」に住む時代の到来

ウィズ・コロナの社会においては、たとえば海が好きな夫婦は、今までは通勤を考えると対象になりにくかったエリアを積極的に選んでいます。

首都圏でいえば、神奈川県の横須賀や三浦、湘南を通り越し、国府津や小田原、千葉県の大網や茂原あるいは九十九里・館山といったところにも足を延ばし始めています。

山好きな夫婦は、埼玉県の所沢から先の飯能や秩父、山梨県の大月、相模湖方面が人気です。

千葉県にいすみ市という場所があります。ここは、既に都会を離れて移住してくる人が多いのですが、

多くの人が都心でも仕事を持ちながら、家では畑を耕す生活を送っています。

このように、生活ファーストの家選びになれば、選択肢は多様です。

都内の会社まで出かけるのは週1回、あるいは月に2、3回などということになると、これまでの家選びの基準は一変します。

メディアでは毎年「値上がりするマンション、値下がりするマンション」といった特集が組まれていますが、果たして人は自分が住む家を「値上がりするから」買っているのかという根源的な疑問があります。

私自身は不動産投資(チマチマ投資家ですが・・・)をやっているので、不動産投資は金融とも密接につながり、国内外の投資マネーがマーケットを席巻する時代だと常に思っています。

昭和後半から平成初期は都心部で勝手に成長する住宅やオフィスに対する需要で不動産は値上がりしてきました。恩恵を受けた方も多くいらっしゃるでしょう。

しかし、最近は簡単に儲けられる物件も少なくなってきています。 

コロナ時代は家選びの選択肢が多様化することで、“値上がりするマンションの方が良い”といった価値観は無くなるかもしれません。

郊外の戸建てが流行り!?

郊外が再び家選びの対象となってきています。

また密を避ける生活を志向する人たちが増えてくると、マンションよりも戸建て住宅を選択する動きが出てきました。

戸建て住宅の良さはなんと言っても、家の外装、内装、設備、全て自分流にアレンジできること。

また、自身の懐事情に応じて修繕や改装のやり方や予算を決められる自由度があります。

郊外であれば都心では考えられないほど広い敷地が手に入ります。

都内の戸建てといえば、30坪ぐらいの広さで、建坪が28坪というような「家」だけが建つのではなく、ガーデニングや家庭菜園なども楽しめるようになります。

通勤時間も考えなくて良いのなら、その分、勉強や趣味の時間も増える様になります。

海外の友人達が、日本人と会話していて気になるのは、多くの人が会社のことや業界のことについては雄弁でも、

日本の歴史や文化、宗教といったアイデンティティーの話になると、驚くほど知見がないと言っていました。

海外の人から見れば、折角黒くて綺麗な黒髪に生まれてきたのに、茶色く染める事さえ、不思議だそうです。

だが、これもいたし方がないのです。

人生で得るお金の多くが住宅に注ぎ込まれていて、他の分野に精通す時間もアイデンティティーについて考える時間も無いのが、会社員の典型的なライフスタイルだったからです。

ウィズ・コロナ時代は、こうした日本人のライフスタイルを大きく変えるチャンスでもあります。

そしてライフスタイルの変化は、「家」選びも大きく変えていくのだと思います。私もずっと、都内物件や海外物件がメインだったのですが、これからは、海や山関連の物件情報も見てみる様にしていきたいと考えています。

皆様も今後のマーケットを想像して、物件選びを再考してみてください。



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