不動産広告が今、面白い！

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いつも弊社のブログをお読み頂き、有難うございます。企画宣伝の森戸です。本日は、思わず、見てしまう不動産広告の紹介をしていこうと思います。

世の中は、広告で溢れています。テレビを付ければ、CMが流れるし、ネットの世界でもそうです。外に出れば、嫌でも広告を見ない日はないですよね。そんななか、皆様は、気になる広告に出会ったことがあるでしょうか。今回は「不動産」というジャンルで発掘された、個性あふれる広告を紹介していこうと思います。

街の中に溢れる、気持ちが伝わる広告たち

2,480万円という数字の下の赤い矢印が、「仕方なく値下げしたという“感じ”」がしませんか？新築だったんだけれども、なかなか売れず、しょうがなく安くなった感が妙に感じられ、私の心を捉えてしまいました。

ここは東京都調布市の調布駅近くにある「アシスト調布店」の店頭です。特売？？？オセロ可？？？？不思議な言葉が並ぶ物件広告の数々。大家が見たらひっくり返るであろう表現に、驚きスタッフに聞いてみました。当初は普通の物件情報を並べていたらしいのですが、あまりに普通すぎて、店をお客様が通過してしまっていたといいます。この手書きポップは2016年から始めたようで、「興味をそそる店頭看板を追求した結果、手書きポップにたどり着きました」ということのようです。「隣の塾の子供たちがケラケラ笑いながら見てたり、『看板が面白かったので来ました』とご来店されるお客様がいたり、反響はあるのだとか。その副産物で、日テレの『ぶらり途中下車の旅』におもしろポップ不動産として紹介されたそうです。社外の反響はあるものの、他店でマネをする店舗はなく社内の反応はイマイチなんだそうです。これからも斬新な手書きポップは続けていくようなので、皆様も調布に来られた際には、のぞいて見てください、新しい新作が見れるかもしれません。

この物件広告も凄い威力です。物凄く分かりやすいようで分かりにくいキャッチコピーとともに紹介されているこちらの物件。一体何が「出るぞ！」なのでしょうか。広告内で頭を下げているネズミのイラストがあるので、もしかしたらネズミが頻繁に出てくる家なのかもしれません。江戸川区新小岩駅近くのこちらの不動産屋さんも、調布の不動産屋さんに負けていない破壊力です。

こちらの物件も告知事項有りの物件の広告ですね。以前だと、なかなか借り手・買い手が付かないので、業者としてはあまりおおっぴらにしたがらない傾向にありましたが、最近だと事故物件も人気の物件の部類に入るのだとか。「あー特に気にしない方」とは、最近の事故物件の物件情報も明るい表現になってきています。時代の変化なのかもしれません。

伝説の事故物件広告

  以前に、不動産情報サイト「スーモ（SUUMO）」に、やけに「開き直った」事故物件が掲載され、人々を驚愕させたことがあります。しかも文章を読む限りでは、どうやらこの部屋「出る」らしいということみたいです。「一人暮らしなのに一人暮らしではないような感覚にさせてくれる寂しがり屋さんにオススメのお部屋です♪」

 問題の物件は、千葉県浦安市のアパートだ。築30年と少々古いが、1Kで約20平米、バストイレあり、立地も上々、それでいて賃料がなんと2万3000円。本来の家賃は4万6000円とのことで、まさに破格と言っていいと思います。もちろん安いのには理由があり「事故物件」だからです。しかし、業者によるその説明が、なぜかやたら軽い！笑　

「事故物件♪　人気の事故物件♪初期費用が少額♪TDL近い♪バストイレ付き♪」

と、「♪」を連発しながら事故物件であることをアピール。確かに、割安の家賃を狙って事故物件を探す人はいるが、業者の側が「新築♪」や「駅近♪」と同じノリで「事故物件♪」を主張することは普通まずなかったはずです。以前は、同じスーモでも、ほとんどの業者は「瑕疵あり」「告知事項あり」などぼかした形で、隅のほうに小さく書いているだけでした。続きもさらに凄いのです。

「一人暮らしなのに一人暮らしではないような感覚にさせてくれる寂しがり屋さんにオススメのお部屋です♪

 さらに、室内写真のコーナーには往年の人気漫画「オバケのQ太郎」のイラストが意味ありげに掲載されていました。単に「事故物件」というだけではなく、出てはいけないモノがこの部屋では出るらしいということをアピールしていました。この物件ページは2013年7月15日夜ごろからツイッターなどで話題になり、「なんでこんな楽しそうなんだよｗ」「もう書いた人もヤケクソだな」と笑いが相次ました。それにしても、いったい何が「出る」のだろう。当時、仲介業者に取材したものの話は聞けなかったのです。この物件は、浦安駅からバスで約5分、辺りはアパート・マンションが並ぶ静かな一角でした。2階建ての小ぶりな建物で、少々古びてはいるが、基本的には何の変哲もないアパートと言って良いという感じの物件でした。「事故物件」だというその一室の窓をしばらく見つめてみたが、何かが「出る」気配は残念ながら一向に感じられませんでした。 なお、話題の物件には「住みたい」というものを含め多数の問い合わせがあり、次の日には、借りても決まり、即スーモでの掲載を終了していました。万が一、自分の所有する物件が事故物件になってしまったら、このように、ポジティブに捉え、新しい表現で入居者を募るのもありなのかもしれません。

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