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子供が不登校・ひきこもりにならない間取り

子供の住環境に必要なことって!?


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いつもブログをお読みいただいてありがとうございます。企画宣伝の森戸です。

今日皆様にお伝えするお話は、もう既に夏休みを迎え家にいるお子様のお部屋の話になります。

皆様は、どのような家にお住まいでしょうか?また、子ども部屋はどんな感じでしょうか?お子様が小さくても、将来の子ども部屋のことは考えて家を検討する方が多いと思います。しかし、間取りによってはお子様の性格などに影響を与える間取りが実は存在しています。引きこもりは、今や重大な社会問題になっており、引きこもりの数は統計では100万人以上も。しかも、高齢化しており、50才以上の引きこもりの大人もいるのだとか。「80代」の親が「50代」の子どもと同居して経済的支援する状態をなぞらえた中高年ひきこもりを抱える世帯を象徴した言葉が「8050問題」です。

日本の子ども部屋は、日本人が海外からもちこみ、日本流の解釈を加えただけのもの!?

引きこもりや不登校の子供が問題視されたのが、1980年代からです。その頃の日本では、DKやLDKモデルの提案により、子供と親の部屋を分けるという間取りが大流行していました。日本で、子どものためのスペースをつくるのは、欧米の暮らしから影響を受けたことが要因の1つにあると思います。

欧米では、早い段階から親とは別の部屋で寝るようにしつけられ、子どもの自立を促しています。しかし、アメリカやヨーロツパの子ども部屋は日本と違い、テレビやパソコンを置くことはなく、勉強机さえリビングにある家庭もあります。

子ども部屋は”あくまでも寝るための空間”で、”勉強や1人で遊ぶための部屋ではない”のです。

1960年以前の日本では、子どもに個室を与える習慣はありませんでしたが、欧米式生活スタイルの導入と学歴社会化で部屋を与えるようになったと言われています。1970年代には、子供部屋の所有率は、日本が一位になっています。

昭和の子供部屋(女子の場合)
昭和の子供部屋(男子の場合)

日本での「子供部屋の歴史」は思いのほか、浅いことがお分かりになったと思います。引きこもりや不登校になる子供が増えた原因は、いろんな社会背景などがあるにせよ、「独立した子供部屋」や住環境というものも少なからず影響していることは事実だと思われます。

「引きこもりや不登校になりやすい子供部屋の特徴」

①部屋が広い

自分の部屋が広いと自分の好きな物を好きな所にいろいろな物をおく事ができるため、テレビ・ゲーム・集中できる事柄が没頭できる為、子どもにとっては心が落ち着く大切な所がどんどん居間のように居心地がよくなり、自分の部屋から外に出ようという意識になりにくくなってしまいます。勉強や趣味で部屋にたてこもり、集中して作業をすることも必要ですが、必要以上に部屋を広くすることは不登校・ひきこもりのキッカケになってしまいます。子供部屋はなるべく必要最低限のコンパクトな空間に3畳か4畳、隠れる場所にせず、リビングでくつろげるような間取りというのを意識することが大切です。

②家電(TV、パソコン、冷蔵庫など)が充実している

Wi-Fiを子供部屋に繋げない、新築計画の段階から設計しておくと、何かネットを観たい時はリビングまで来るような習慣になっているだけでも、不登校・ひきこもりになりにくくなります。またWi-Fiを子ども部屋で繋がらないようにしておく事で、子どもがスマートフォンでSNSやYouTubeを閲覧する際もリビングまで降りないと接続が安定しないという環境を作っておく。(現代では難しいのですが。。。。)外に出やすくなり、使用時間の制限・決まり事をしっかり決めて置くとコミュニケーションは増えるようになります。

③鍵がかかる

子どもの心理学として、自分の部屋にカギがあることが分かると、親に何をしているか見られたくないそんな理由でカギをかけようと思う心理になります。新築計画時に「子ども部屋にはカギはつけるべきと」など的確な理由でカギをつけてしまうと、将来的に子どもが大きくなった時に不登校・ひきこもりになりやすくなってしまいます。子ども部屋のカギについては明確な理由がない限り隠れる場所にならないようにつけない方が良いでしょう。

最近の子供部屋は、南向きのその家で一番居心地の良い部屋が子供部屋になるケースも多いとか。これら3つは親世代が子供の頃を思い返せば、どれほどこれらが揃っている部屋に住みたかったことでしょう。当然として、これらがそろった快適な部屋であればあるほど、リビングよりも子供部屋に居たくなるものです。でも、なるべくリビングで過ごせる工夫が必要です。
本来、その家の一番良い部屋は両親が使うべきです。
子どもは、父親・母親があってこその子どもです。その家を支えている両親が一番重要で一番いい部屋を選びましょう。

④玄関から子供部屋に行くまでストレートに出入りできる

子供が帰ったかどうか分からない、親と顔を合わせることが少ない・・・自分の部屋から子供が出て来ない。何をしているのか全く気配がしない、音が聞こえない・・・ということもあります。子供部屋という概念として、子供の成長のために独立した部屋は必要かもしれないですが、孤立してプライバシーを守れるような部屋にする必要まではないかもしれません。ある程度気配を感じれるような配置や工夫をすることも必要かもしれません。間仕切り壁を少なくするなど斬新な間取りもあるかもしれません。

引きこもりにさせない住環境とは

家を建てる子育て世代の方で家を建てる場合は、まだお子さんが10歳以下などと小さい場合が多いですが、引きこもりというと思春期の頃から問題になってきます。子供の成長にあわせて子供部屋はある程度かたちを変えるというのも、有効です。また、子供部屋の概念というかポリシーみたいなものはあるていど親が想定して、「子供部屋では何をする部屋なのか?」ということを小さい頃から習慣づけることが大事かもしれませんね。

でも最も大事なことは・・・

外から家の中が見える家の場合私の経験では、精神疾患を患う方が多いのです。その理由は、いつも誰かが家の中をいているようで、リラックスできないからだそうです。まず外から見えないが中から見える工夫を!
風水的には、家を囲む塀やフェンスは、「敷地の境界線」を明確にするだけでなく、家や土地を守る役割をします。内部をひとつの世界にすることで、「気が巡りやすい環境」を整えます。また、南や南東に高い塀を作ると日当たりや風通しが悪くなり、運気も下がってしまうので注意しましょう。

不登校・ひきこもりになりにくい部屋の配置というのは、新築計画の段階から子どもとのコミュニケーションの頻度を高める工夫が必要になります。親が知識なく、何となしに新築を計画することや、子どもの快適さばかりを考えてしまうと、結果的に子どもは子ども部屋に全てが揃ってしまい、誰にも邪魔されることの無い快適な空間となるため、コミュニケーションの機会が減ってしまいます。

子どもに自分の部屋の不自由さを感じ、リビングにあつまるような家にすることで、家族間のコミュニケーションも増え、子どものコミュニケーション能力も高まっていくので、そのあたりを考慮して、子供部屋を考えてみてください。

明日は、もうすぐお盆ということで、ちょっとゾッとする話をお届けします。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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