こんばんは。
本日は、建物ができるまでの
続きをご紹介させて頂きます。
【題名】建物ができるまで ~小屋組・野地板・まぐさ・窓台~
《小屋組を設ける》
屋根の形状に合わせて小屋梁の上に
小屋束を建てます。その上に母屋、
棟木、垂木を載せると小屋組の完成です。
小屋梁の上に鉛直に小屋束、
その上に水平に母屋、その上に勾配なりに
垂木を組みます。
(野地板工事が終わった後の段階)
《垂木・母屋・小屋束》
垂木は母屋で、母屋は小屋束で、
小屋束は梁で支えられます。
母屋は約90~180cm間隔、
垂木は約45cm間隔が一般的で、
かすがいやひねり金物などの金物で
補強します。ひねり金物は強風で屋根が
飛ばされるのを防ぐために設置するものです。
《野地板・間柱・まぐさ・窓台を設ける》
建物の概形が出来上がったら、
屋根の瓦などの葺き材を受けるための
野地板を張ります。
屋根の木工事が一段落すると、
次は間柱、まぐさ、窓台の設置といった
軸組の木工事です。
軸組を組み合せている部分を補強する
各種のプレート、金物、ボルトなども
この段階で取り付けます。
《屋根防水》
屋根の野地板の上に、アスファルトルーフィング
などの防水紙を張ります。
アスファルトルーフィングとは、
紙にアスファルトを含浸させ、鉱物粉などで
表面処理をしたものです。
雨水の大部分は瓦などの葺き材の上を
流れますが、葺き材と葺き材の接合部などから
侵入してきた雨水には防水しが対応します。
防水紙は上下10cm、左右20cm程度の
重ねしろをとって、下(軒)から張り上げます。
《まぐさと窓台の役割》
まぐさと窓台は開口部となる部分に設けます。
これは後日、サッシの受け材となります。
サッシの両端は管柱か通し柱、
上下はまぐさと窓台に取り付けます。
次回は、屋根葺き・瓦・床組を
ご紹介致します。
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