２０代の若者が昭和物件に何故 飛び付くのかを検証！
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いつもブログをお読み頂き、ありがとうございます。企画宣伝の森戸です。
「昭和レトロの温かみが、令和の若者たちに人気 」とのことらしいという話を良く聞くようになりました。
色々調査していくと、平成の終わりごろから令和に入ってもなお、昭和レトロは長い間ブームになっているのだそうです。昭和を経験していない若者たちの間では、銭湯やカセットテープ、純喫茶といったものに「昭和を感じる」といった声も聞かれます。
昭和レトロのブームにより、2021年5月に、埼玉県の「西武園ゆうえんち」は1960年代をイメージした商店街として一部エリアを大型リニューアルしました。当時の雰囲気を知っている世代には懐かしさを感じる場所である一方、平成生まれの若者の間では親や祖父母が着ていたファッションアイテムを身に付けて訪れ、写真を撮る人が増えていると言います。
しかしながら、なぜ昭和レトロは、こんなにも人気なのでしょうか。
今の時代、SNS映えするキラキラとしたスイーツやインテリア、人気スポットがあふれています。そんな中で、「古臭さ」を含む昭和レトロは、進歩した時代に育ってきた若者からすると、かえって「温かみがある」「丁寧に暮らしていた時代」「雰囲気があっておしゃれ！」といったように魅力を感じているとの事。もちろん若者だけでなく、昭和の時代を体感している人にも「懐かしい」「青春時代を思い出す」と再ブームを巻き起こしています。
そして”住むところ”に関しても、少し前から”昭和レトロ”を取り入れる手法が注目されています。例えば新築でも未だに和室を取り入れる例は少なくありませんし、リノベーションにしても、ちょっとした建具や造作でレトロ感を演出する手法は、昭和レトロ＝お洒落、という語法が成り立つようになった昨今では珍しいことでは無くなってきました。とはいえ、昭和の築古物件を原状回復しただけでは、若者の心に刺さるかといえば、そうではありません。では、若者の心を掴む昭和レトロ演出とはどういったものなのでしょうか。
若者の心を掴む昭和レトロ演出方法って？
昭和レトロを演出するなら、ウォールシェルフやクッションフロア・照明器具・クロスなどをこだわってみては如何でしょうか。
1.内装は素材を生かし落ち着いた雰囲気に
レトロ感を出すには木目の色目を引き立たせることを意識します。オーソドックスなのは柱となるところの木目の色を濃くして、壁の部分は白で統一します。こうすることで素材としての木目の色が引き立ちます。床は明るめの無垢なフローリングか明るめのクッションフロアにすれば明るい印象になります。
2.リビングとダイニングを一体に
古い家ではリビングとダイニングが仕切りで別れているケースがあります。仕切りをなくしてリビングダイニングとするとより開放的になります。和室のところは畳をなくしてフローリングで統一すると仕切りのあったところの段差もなくなりバリアフリーにもなります。ただ仕切りの部分に耐震のための柱が存在していることもあるので、どんな間取りが可能か業者に確認すると良いと思います。
３.出来れば水回り設備は最新のものに
お風呂やキッチン、トイレなどは予算に合えば取り替えるのが好ましいでしょう。広めのスペースを確保してバリアフリーも考慮しておくと今後も入居率が高くなります。
温故知新のレトロ調リフォーム
レトロ調リフォームは日本の古き良き時代への郷愁の表れ。懐かしさを引き立たせた上で設備を新しくすればさらに、長く住みたいという思いが大きくなり、退去数を減らすことが出来ます。
最近では郊外や東京近郊の古民家を購入しリノベーション後に民泊施設にすることも流行っています。古民家は建材の強度があり、柱や梁は頑丈なものが多いのでリノベーションに向いています。また古民家をそのまま取り壊さず使うことは固定資産税の軽減にもつながります。ただ増築の際は建物の評価が見直されてしまうので、その点は注意しておきたいところです。古民家のリノベーションはレトロ感をより一層演出できます。私も日々、古民家物件を探しているのですが、中々良い物件に巡り合わずな状態でまだ購入には至っていません。皆様も、もし、築古物件が空き状況であれば、レトロ調リフォームをご検討してみてはいかがでしょうか。
本日もお読み頂きありがとうございました。
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