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リゾート物件値が下がらない理由

伊豆山土石流災害が起こったにも関わらず安くならない需要


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いつも、ピカいちのブログをお読みいただいて、ありがとうございます。企画宣伝の森戸です。

私の趣味仲間に伊豆や熱海の物件を多く扱うリゾート物件の不動産を経営している仲間がいます。以前から伊豆吉佐美地区の物件を探していた私は、時々彼とコンタクトを取り、良い物件が市場に出ているかどうかを確認しています。

あれは、2017年7月。熱海市伊豆山地区の逢初川で土砂災害が起きてしまいました。災害が起きると、需要が減るのがマーケットです。その年の9月あたりに、彼にマーケットは変わったかどうか、連絡したところ、確かに災害発生時は、彼自身も買い控えが起こると思われたらしいのですが、購入希望者の数も変わらず、値段も下がらなかったそうです。ただ、そんな時期に売却をしても、損をすると思っている不動産オーナーが多かったらしく、売れる物件数がガクッと減ったのだそうです。

その後、1ヶ月ほどで、通常のサイクルに戻ったといいます。しかも、値段は緩やかに上昇を続け今ではピークになっているといいます。今日では、避暑地や海岸沿いなどにある別荘が飛ぶように売れているのだとか。非日常の空間をあえて買う理由には、コロナ禍での生活の変化や事情がやはり、あるのでしょうか。

今回はいまどき“買う派”の不動産事情を紹介します。

絶景とプライバシーの確保。特別な別邸を求める人が急増中

コロナ禍で「密」を避けることが推奨され、従業員300人以上の都内企業でのテレワーク実施率は、85.9%に上る昨今。不動産業界では、リゾート物件の売買が加熱しています。

2020年になり、リゾート物件のお問い合わせが前年の5倍に増えているのだそうです。2022年には、移住先をリゾートで暮らそうとする方々も増えているようです。その多くのお問い合わせ条件は、「緑豊かな土地か海辺にあり、すぐに使える物件」をお望みだそうです。

では、どんな物件が人気なのでしょうか。まずは都心から車で1時間半圏内であることが最初の条件。片道2時間を超えると、「遠い」と敬遠されてしまうそうです。働き方が自由になるいま、都内から気軽に往復できる拠点のニーズが高まります。人気なのは移動に多少時間がかかっても避暑地としてのブランド力がある軽井沢、葉山、房総など(円グラフ参照)となっているそうで、次に、眺望を重視されているようです。電線や民家がまったく視界に入ることなく海を一望できる、さえぎるもののない絶景をマストに上げる人も多いのだそうです。

こういった“強み”のある物件は、売り主も唯一無二の魅力を理解しているため、値付けも強気です。例えば坪単価70万~80万円が相場の葉山で、坪単価300万円の物件が即決となることもあるそうです。人気の物件は、近隣の相場に関係なく、驚くほどの高値で取引されているといいます。一方で、ありふれたリゾート物件はなかなか決まらないといいます。最後に、広さも大切だそうです。エリアによりますが、軽井沢なら敷地は300坪以上、建物は50坪以上が求められます。スーパーなどに近いといった、庶民的な利便性が問われないことも特徴。ゴルフを趣味とする層が多いですが、だからといってゴルフ場の近くに、というリクエストはなく、むしろヘリポートがあるかどうかが高評価につながるのだそうです。そんな物件の、中心となる価格帯は2億~4億円。 

昨日、そんな彼から連絡があり、15年ほど前から、目をつけていた吉佐美地区にある、入田浜海沿いのコンドミニアムを営業されている土地のオーナーが売っても良いという返事をもらったというではありませんか。

絶対売らないと言い張っていたあのオーナーが、どのような風の吹き回しかと値段を聞くと・・・・・・

なんと!強気の2億5千万。

それは、無理な話。ちょっと高すぎでは??

この強気の値付けの背景には、国内のリゾート物件が高騰があり、坪単価400万円ほどのハワイの物件に迫る勢いだそうです。しかし、海外渡航が気兼ねなくできるようになれば、少しはこの強気熱もおさまるような気がする今日この頃です。

ただ、海外渡航規制がある現在、高級物件の加熱はまだまだ続きそうです。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。また、来週!

  



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