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豪華絢爛 バブル期のブランドマンション②

富裕層外国人向けターゲットの恐るべしマンション戦略


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いつもブログをお読みいただいてありがとうございます。企画宣伝の森戸です。

今日は、昨日に引き続き、知る人ぞ知る2大巨頭のブランドマンションをご紹介します。第一段目は、ドムズシリーズでした。「ドムス」と並んで、当時の超高級ブランドとして知られるのが「ホーマット」シリーズです。このブランドは分譲、賃貸共にあるが、実はバブル期には新規供給されていませんでした。バブル期には分譲から手を引いていたのではないでしょうか。そもそも「ホーマット」シリーズは日本に勤務する外国人向けのマンションだったのです。ただバブル期には非常に引き合いが多く、人気を博したブランドで、そして今なお高い人気を誇っています。

ターゲットを絞り特化した差別化戦略

「ホーマット」シリーズは分譲主体が丸紅から興和不動産(現:日鉄興和不動産)に途中変わりますが、これは「ホーマット」マンションシリーズの企画・設計主体がホーマットホーム株式会社という独立した企業であることで建築コンセプトは変わらずに続けられています。

ホーマットホームの創始者は、松村 二郎氏 (1917年 ~1988年)。1954年ホーマットホーム株式会社設立しました。設立の目的は、戦後荒廃した東京では住宅事情が非常に悪く、特に外国人が住めるような家がほとんど無かった為設備の整った快適な住居を諸外国の人々の為に提供することでした。松村氏は近代的な設備と同時に伝統的な日本の魅力を建物に取り入れ、東洋と西洋を上手く融合させた家を建てるという明確なビジョンを持っていました。これらの住宅は外国人の間で非常に喜ばれ好評を博したのです。1963年には在日公館関係者や外資系企業役員向けに集合住宅の建築をスタートさせ、以後100棟を超える高級アパートを設計、名作ブランド「ホーマット」シリーズとして高い評価を受けていました。当時、日本に進出する企業の日本社屋の設計や、大使館も、ホーマットホームで多く建てられています。

低層階のビルが人気

その頃の外国企業は、ビルのような建物の中にオフィスを構えるというより、人気だったのが戸建てタイプのオフィスだったのです。(今でも戸建てタイプの低層階の物件は外国企業主にアメリカ企業には人気です)

建築のコンセプトは、外国人が国際的な基準を備えた住宅で暮らせること、そして日本文化の伝統美を住む人たちが楽しみ、広く交流をはかることでした。そのために外部には鉄平石の塀、石畳、灯籠、池など、室内には障子や引き戸などの和のテイストを意匠に取り入れ、又緑の存在が今ほど重要視されなかった時代から自然環境との調和を考え、緑豊かな外構と屋外ライフを楽しめる屋上庭園を造りました。それらの建物は長年のうちに歴史的建造物のように都心の住宅街の風景に馴染んでいる。ここで豊かな生活を楽しみ、“ホーマットに住んでいた”ことを誇りに思い、懐かしく思っている諸外国からの住人も多く、建築を通して日本文化の紹介と国際的な民間外交に尽力しました。

彼は、建築分野以外では長期に亘り東京アメリカンクラブの副会長を努め、没後は永久名誉会長としてその名が残されています。

1954年ホーマットホーム株式会社設立。設立の目的は、戦後荒廃した東京では住宅事情が非常に悪く特に外国人が住めるような家がほとんど無かった為設備の整った快適な住居を諸外国の人々の為に提供することであり、松村は近代的な設備と同時に伝統的な日本の魅力を建物に取り入れ、東洋と西洋を上手く融合させた家を建てるという明確なビジョンを持っていた。これらの住宅は外国人の間で非常に喜ばれ好評を博した。1963年には在日公館関係者や外資系企業役員向けに集合住宅の建築をスタートさせ、以後100棟を超える高級アパートを設計、名作ブランド「ホーマット」シリーズとして高い評価を受ける。

建築のコンセプトは、外国人が国際的な基準を備えた住宅で暮らせること、そして日本文化の伝統美を住む人たちが楽しみ、広く交流をはかることであった。そのために外部には鉄平石の塀、石畳、灯籠、池など、室内には障子や引き戸などの和のテイストを意匠に取り入れ、又緑の存在が今ほど重要視されなかった時代から自然環境との調和を考え、緑豊かな外構と屋外ライフを楽しめる屋上庭園を造った。それらの建物は長年のうちに歴史的建造物のように都心の住宅街の風景に馴染んでいる。ここで豊かな生活を楽しみ、“ホーマットに住んでいた”ことを誇りに思い、懐かしく思っている諸外国からの住人も多く、建築を通して日本文化の紹介と国際的な民間外交に尽力した。

建築分野以外では長期に亘り東京アメリカンクラブ(日本人とアメリカ人を中心に約52ヵ国の外国人で構成されている社交クラブ)の副会長を努め、没後は永久名誉会長としてその名が残されている。

ホーマットの平均的な間取り
共有部からの玄関ドア
玄関内部
リビングルーム
キッチン
間取り図にはベッドルームと記載されているが書斎にも使える
ウォーキングクローゼット

このぐらいの広さだと、単身用で外国の企業は借りるので、ちょうど良い広さです。ホーマットの賃貸物件は英語で募集されており、3A地区(「3A」とは、”超”の付く高級マンションが立ち並ぶ「麻布・青山・赤坂(Azabu・Aoyama・Akasaka)」の頭文字をとったエリアのこと)の名前が海外にも広く知られるきっかけになっているのかもしれません。

知られざるホーマットのもう一つの戦略?

これは、意図して建てられたのかどうかなのですが、実は、ホーマットの立地戦略なのかどうかは公表されていないのですが、借景の場所にホーマットは建てられているのです。借景とは、庭外の遠山や樹木を庭そのものであるかのように利用することを「借景」と言います。日本の伝統的なこの造園法は、眺める景色が希少であればあるほど住まいそのものの価値が上がるという考え方で、見事な庭園の近くに、ホーマットは建てられているのです。

皇居を見下ろせる「禁断の地」と大使館員仕様が人気

夜間人口は23区で最も少ないのですが、昼間の人口は約19倍に。ホーマットのマンションは皇居に隣接し、皇居を見下ろせる禁断の地です。かって「海賊と呼ばれた男」で有名になった、出光の創業者である出光佐三氏は、本社ビルを建てた際に、皇居を見下ろすなんて申し訳ないと、全社員の机の位置を皇居を見下ろせない位置に未だに、配置しているほどです。(実話)皇居の庭もそうなのですが、白金エリアに関しても、八芳園の庭に隣接する場所にホーマットは建てられているのです。江戸時代に日本各地から名木や石を集めて造園された八芳園の日本庭園は、名園といえます。そんな名園を自分の庭のように散策できる立地にホーマットはあるのです。

八芳園の日本庭園

こちらの庭園の四季折々の散策が楽しめるホーマットキャピタルは現在10戸が空いており、セールス中です。ただ、金額は決してお安くない平均1億9000万です。。。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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