富裕層外国人向けターゲットの恐るべしマンションの間取り
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いつもブログをお読みいただいてありがとうございます。企画宣伝の森戸です。
今週は、知る人ぞ知る２大巨頭のブランドマンションをご紹介します。第一段目は、ドムズシリーズです。このマンションシリーズは、バブル経済期を中心に、1979年から93年の間に建てられた20棟の中で、最も有名で高額なのが「ドムス南麻布」です。
この物件は、ドムスシリーズの集大成と言われる物件で、竣工は1993年8月。分譲時の平均価格は18億8930万円。最高価格が27億5250万円と、桁外れな超ド級高額物件でした。18億円もするマンションを買えるのは、物の価値が分かる超がつく富裕層だけです。そんな目の肥えた人たちを唸らせるヴィンテージマンションの代表的存在「ドムス南麻布」の持つ魅力を、多方面から探ってみましょう。確かに、三井、住友、三菱など財閥系の大手デベロッパーと比べると分譲実績も会社規模も大きく見劣りしますが、株式会社ドムスがとった戦略は、都心部の選ばれた土地に最高級の部材と最高級の技術で造られたドムスシリーズは、多くがヴィンテージマンションとして今もなお高い資産性を保持しています。
こだわり抜いた建築資材と一流の職人技がによる居住空間
設計は、株式会社アオヤマプランニング。まず、居室の内装に使われている木材がすごいです。
バーズアイメープルという、カナダ産の超高級メープル材。これは、2,000本に1本という割合でしか採れない希少な木材です。表面に現れる玉粒状の美しい模様が特徴で、その杢目が鳥の目に似ていることから「バーズ・アイ・メイプル」と呼ばれています。よく、バイオリンとかに使われている下記のような素材です。
耐久性が高く優れた強度を持った木材で、光沢のある美しい杢目から「木の大理石」とも呼ばれています。高級車で有名なロールスロイスの内装にも使われている希少な木材ですから、当然のごとくお値段も超高価。それほどの資材を使うのですから、その良さを活かせる技術が必要になります。塗装は宮内庁造営を手がける職人が施すというこだわりぶりで、下世話な表現で申し訳ないのですが、職人さんたちの手間賃もさぞかし高価だったであろうことが予想できます。
徹底した防音対策と高級な設備
床の仕様は厚さ280mmの防振材を8段重ねた浮床工法を採用し、防音・防湿・防振動の効果的を上げています。また、戸境壁や間仕切り壁には鉛の板をはめ込み、徹底した防音対策を施してあります。
キッチンは、ドイツの高級メーカーであるジーマティック社製。このメーカーのシステムキッチンだと最低で500万円、ちょっとこだわれば軽く1,000万円を超えてしまう高級品ばかりです。
その代わり、一生モノどころか何代にも渡って使い続けられる名品でもあります。その他にも、浴槽や便器などはフランスのジャコブドラフォン社製、ドアハンドルはフォンテーヌ社製、照明器具はバカラ社製を使うなど、正に贅沢三昧の豪華な仕様になっています。
居室の天井高は3メートル、専有面積は平均197.0m²で中心の間取りは3～4LDK。この間取りで100㎡もあれば広い方なのに、その倍近くの197.0m²が平均というのですから贅沢な住空間です。そのような物件ですと、日本に住む外国人住宅としても人気の物件です。
館内には居住者専用の屋内プールやサウナ、屋外にはジェットバスも。それから、選任のインストラクターがいるヘルスクラブ。地下の駐車場は15戸なのに30台分あります。一世帯に車2台はOKということでしょうか。一般的な都心のマンションでは考えられません。
セキュリティは、今では珍しくありませんが、管理人常駐住み込みで24時間の管理体制。夜間は、警備会社の警備員が巡回勤務しています。多分、今後もこのようなマンションは造られないと言われ、伝説化されているマンションです。
今、現状で１５室あるうちの１室だけが売りに出ています。金額は3億8900万円。私には到底、手が出せる物件では無いですが・・・・内見だけでも見る価値はありそうです。明日は、もう一つのブランドマンションをご紹介します。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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