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ペットと仲良く暮らす家づくり ⑤

わんちゃんと楽しく暮らすポイント


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わんちゃんと楽しく暮らすためのポイントをご紹介しています。

今回も引き続き「わんちゃんを室内飼いするときの注意点」についてお伝えします。

● 犬種による違い

日本犬は洋犬に比べると縄張り意識が強く、居住スペースが混み合うと警戒心が高まり、攻撃的になる可能性があります。
日本犬と室内で暮らす際は犬種の特性をよく理解して、十分なスペースを確保し、干渉しすぎないような接し方を心がけましょう。

   

● 見えないところに隠さなきゃいけないもの

リビングやキッチン、ダイニングなどは、わんちゃんにとって危険なものがいっぱい。

見落としがちなアイテムは、わんちゃんの目につかないところに隠しましょう。

① 電気コード類

見落としがちなのが、電気のコード類です。

特に子犬の時は、なんでもかじりたい時期なのでオモチャにしてしまいます。かじって感電したりしないように、家具の後ろ側を走らせるなど、できるだけ目の届かないところや、高いところへ隠してしまいましょう。コンセントも専用ボックスか何かにしまって隠したほうがより安全です。

    

② リモコンや携帯などの生活雑貨

イタズラされがちなアイテムに、携帯電話だったり、テレビのリモコンだったり、ちょっとした生活雑貨の類いがあります。

子供が遊ぶ小さなおもちゃも、わんちゃんが万一飲み込んでしまったら開腹手術なんてことにもなりかねません。テーブルの上に何気なく置いてあったガムを食べてしまってキシリトール中毒でも起こしたら大変です。キシリトール中毒は、低血糖と急性の肝不全を起こし、死に至ることもある危険な中毒です。

いじられては困るもの、かじったり食べては危険なものは、すっきりまとめてわんちゃんの届かないところへ片付けましょう。

   

③ 毒性のある観葉植物

部屋の中に置く観葉植物には毒性をもつ植物もあるため、毒性のあるものなのかどうかをチェックしておくことをお勧めします。もし毒性のあるものであった場合は、わんちゃんの手の届かない場所へ移動したほうがいいでしょう。

👆 ミルクブッシュは、独特の樹形がおしゃれで、水遣りも少なくて済むので人気のある観葉植物のひとつです。

名前の由来の通り、切り口からミルクのような白い樹液が出ますが、この樹液に毒があります。

お手入れ時は念のため手袋をし、お子様やペットが触れないように気をつけましょう。

👆 ディフェンバキアは、爽やかな色合いでやわらかそうな広い葉を持つため優しそうなイメージですが、毒があり、口に入れると痺れて話せなくなるほどと言われています。

触るだけでかぶれる人もいますので、切り戻しをするときは注意し、取除いた葉は放置しないようにしましょう。

👆 ポインセチアの根から幹を通って葉にまで流れる液には、葉っぱだけでなく茎にもフォルボールという毒が含まれています。

症状はポトスと同じく、口の中の腫れや、吐いて戻す、熱が高くなるその他、超小型犬や小型犬などの体の小さな種類の場合、亡くなる可能性もあります。また人間と同じ様に、茎に含まれる木の根から幹を通って葉にまで流れる液に触れてしまうと、皮膚炎も引き起こします。

クリスマスシーズンには鮮やかな色合いに惹かれて部屋に飾る方も多いと思いますが、犬や猫の手の届く範囲にはポインセチアを飾らないようにしましょう。

👆 クワズイモは、クワズイモはハート型の可愛らしい葉っぱが印象的です。成長が早く、また花言葉が「復縁」や「仲直り」とポジティブなことから、人気の観葉植物です。

クワズイモはサトイモの仲間ですが、強い毒性があり「食わず芋」の名の通り食べられません。それどころか、葉や茎を切ったときに出る汁に触れるだけで、かぶれや痺れといった症状が出ます。クワズイモの手入れをする際は直接手で触れずにゴム手袋を着用するほか、小さなお子さんや犬猫の誤飲や誤食に十分な注意が必要です。

クワズイモにはシュウ酸カルシウムが含まれているため、アメリカの動物虐待防止協会、ASPCAの公式サイトでは、動物にとって危険な植物として注意喚起されている植物のひとつにもなっています。

犬や猫がクワズイモを噛んだり触れたりすると、次のような中毒症状が現れます。

  • 口内炎
  • 口唇炎
  • 皮膚炎
  • 嘔吐
  • 呼吸が荒くなる
  • よだれが多く出る                                           ※もしも犬や猫がクワズイモに触れた、もしくは誤って食べてしまったことに気づいたら、速やかにかかりつけの動物病院に連絡して対応指示を仰いでください

   

わんちゃんを迎える前に、部屋の中を犬の目線になっていろいろ確認してみてください。人にとっても、犬にとっても、安全で快適に過ごせる環境をつくり上げたいものですね。

では、次回をお楽しみに。



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