デュアルキャリアにたどり着くまで
前回はデュアルキャリアとは何かについてご紹介しました。
実は私は学生時代、就職活動をしているときはデュアルキャリアという言葉を知りませんでした。
現在では少しづつ社会に浸透しているデュアルキャリアですが、私がデュアルキャリアと出会うまでを紹介します。
・学生生活
中学、高校では陸上部に所属し、学業と部活動、サーフィンをバランスよくこなしていました。
高校2年生でプロになり、大学に進学するかサーフィンだけの道を選ぶか悩んだときに、現実的にサーフィンだけの生活は厳しいと考えました。周りの学生も大学に行くのが当たり前の流れだったので、サーフィンだけをしたい気持ちを抑えて大学に入学しました。
実家は海の近くではなく、週に1度しか海に入れなかったのでその環境を変えたく、交換留学で半年間オーストラリアに行くことを決めました。
毎日2時間以上の通学で大学に通い、留学のための資金を集めるために3つアルバイトを掛け持ちしました。
そして念願のオーストラリア留学では、毎日サーフィンのできる環境を手に入れ、たくさん練習、勉強ができました。
・就職活動
帰国をして3年生になり、インターンシップの参加など就職活動について考え始めました。
サーフィンを続けることができる仕事を探すため、早めに情報収集と就職活動を始めました。
たくさんの企業の説明会へ行き、金融関係の会社説明会では、プロサーファーは仕事であり、うちの会社は副業を受け入れていないよと断られてしまう事もありました。プロであるせいで就職活動がなかなか進みませんでした。
私が就職活動をしていた当時は副業を受け入れている企業はとても少なく、プロであることはハンデになってしまうと感じました。
サーフィンを理解してくれる企業を探すしか方法はなく、当時所属していた事務所に相談し、サーフィンを応援してくれる企業に入社することができました。
・アスリート向け就職情報サービス
現在はアスリート学生と企業をつなげるサービスを始めている就職サイトが増えてきています。
また、体育会系学生向けの企業説明会もあります。
実際に私の知り合いもアスリート向けのサービスを利用し内定をもらった選手がいます。
就職をしてスポーツを諦めてしまうのではなく、スポーツを応援してくれて、デュアルキャリアを理解してくれる、企業を探すのも就職活動の一つの方法だと思います。
私の働き方
〜1日のスケジュール〜
月曜日〜木曜日はグラフのようなライフスタイルで、休日はほとんどの時間を海で過ごしています。
・勤務時間の変更
競技を優先させてもらい、勤務時間を融通してもらいました。
月曜日〜木曜日までは定時の9時〜18時20分までの勤務でしたが、夏の間は17時までの勤務に変更してもらい、
夕方もしっかり練習する時間をもらいました。
その分の出勤は冬のオフシーズンに勤務をします。
・大変なこと
デュアルキャリアの大変なところは練習時間が限られてしまっているので、自分で効率よく計画的にトレーニングとサーフィンをする時間を組み立てることです。
早起きやトレーニングを習慣化することで自分の1日のルーティーンに組み込むことができています。
競技と仕事の両立は大変なこともありますが、毎日充実しています。
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